住居を購入した時に忘れてはならないことが確定申告です。
また、確定申告に苦手意識をもっている方も少ないようです。
サラリーマンの方の場合、今まで会社でやってもらっていたものを、急に自身でやれと言われて場合、大半の人が困ってしまいます。
「確定申告の具体的な手順や方法がわからない」などの悩みをこちらで解決できればと思っております。
3つのステップに分けて解説しておりますので、住宅購入、確定申告をしようと考えている人はぜひ参考にしてみてください。
□確定申告をすることで、住宅ローン控除が受けられる!
なぜ、住居を購入したら確定申告をしなければならないのでしょうか?
それは、住宅ローン控除を受けるためです。
住宅ローン控除とは、定められた条件でローンを組んだ場合、または省エネやバリアフリーのためのリフォームでローンを組んだ場合、年末のローン残高に応じて所得税が戻ってくる制度です。
支払わなければならないお金が減るかもしれませんので、住居を買ったら忘れずに確定申告をしましょう。
□ステップ1:書類を用意しよう
まずは、確定申告をする際に必要な書類を準備しましょう。
必要となる書類の一覧を記載します。
〇確定申告書
税務署で入手するほか、国税庁のホームページからプリントアウトできます。
給与所得者はA表、その他の所得の場合はB表を使用しましょう。
〇(特定増改築等) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書
確定申告書と同じ方法で入手できます。
〇住民票の写し
市町村の役所で入手できます。
〇土地・家屋の登記事項証明書
法務局で入手できます。
〇住宅ローンの残高証明書
住宅ローンを借り入れた金融機関から送付されます。
〇売買契約書、建築請負契約書の写し
〇源泉徴収票
給与所得者だと、勤務先から入手できます。
これらの書類をまず準備しましょう。
□ステップ2:確定申告書に記入しよう!
ステップ1で用紙した書類を確認しながら、( 特定増改築等 ) 住宅借入金等特別控除額の計算明細書を作成しましょう。
用意しておくことで、住宅ローン控除額を計算できます。
次に、確定申告書に費用事項を記入し、完成させましょう。
完成した確定申告書をご自宅の住所の地域を管轄している税務署に届けましょう。
この確定申告書は、税務署に直接郵送することも可能です。
□ステップ3:次年度からは年末調整のみでOK
会社に勤めている方は、一度確定申告をして、住宅ローン控除の手続きを受けると、次年度からは年末調整だけとなります。
必要な書類は、税務署から送られてくる「年末調整のための住宅借入金等控除証明書」と金融機関から送られる住宅ローンの残高証明書です。
これらの書類に必要事項を記載し、会社に提出しましょう。
まとめ
今回は確定申告の手順について解説いたしました。
苦手意識や難しいと感じていた確定申告も、まとめることで意外と簡単ではないだろうかと思ったのではないでしょうか。
ぜひ、こちらの記事を参考に、ご自身で確定申告をしてみてはいかがでしょうか。